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M&A全般M&Aにおいて引き継ぎの期間はどれぐらい持つべきでしょうか?

M&Aにおける引き継ぎ期間とは

 

 

「M&Aにおいて、引き継ぎの期間はどれくらい持つべきですか?」

 

 

M&Aに関して、よくこのようなご質問をいただくことがあります。

 

 

 

長い交渉期間を終えてようやくM&Aが成立したのだから、なるべく引き継ぎ期間を短くして通常業務に戻りたい、と考える経営者の方も少なくないかもしれません。

 

 

 

しかしながら、引き継ぎ期間はその後のM&Aの成否にも関係する、重要な期間であることをみなさまはご存知でしょうか?

 

 

 

M&Aにおける会社の引き継ぎ期間には、主に取引先への挨拶や実務の引き継ぎといったことが行われますが、この期間はM&A後において、売り手にとっては最後の、買い手にとっては最初の仕事期間であるといえます。

 

 

 

そのため、この期間にその後の勤務体制や指示系統といった社内体制について融和できるよう心がけることで、期間後の業務についてもスムーズに進めやすくなります。

 

 

 

また、この引き継ぎ期間にM&A先の企業との懇親会を行うことで、社風の違いといった従業員の精神的な隔たりを少なくします。

 

 

 

M&Aの失敗において、引き継ぎ期間での融和がうまくいかなかったことが原因でM&Aによるシナジー効果が得られなかった、という事例は少なくありません。

 

 

 

それほどM&Aの成功には、引き継ぎ期間における十分な相互理解が必要不可欠なのです。

 

 

 

 M&Aでの引き継ぎ期間の目安

 

 

 

では、M&A後の引き継ぎ期間はどれくらいの期間を目安とすればよいでしょうか。

 

 

 

引き継ぎにかかる期間はそれぞれの企業の体質などにもよっても変わりますが、目安の期間としては最短でも1ヶ月、通常は3ヶ月から1年程度の期間を持てばよいと思われます。

 

 

 

この期間はM&A先の企業がオーナーからの権限譲渡が進んでいないほど、引き継ぎに時間がかかるため、期間も延びていくことになります。

 

 

 

また、この期間中だけM&A先の元オーナーと顧問契約を結び、引き継ぎ業務を円滑に進めることで期間を短縮化することもよく行われます。

 

 

 

ただし、あまり長期間のあいだ元オーナーに頼っていると、社内の融和が遅れてしまうこともあるため、注意が必要です。

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